一種の貴重な木材として、紫檀のスキンケア效果はまだ完全開発されていない。紫檀は血行促進と去痰の効果があり、貴重な漢方薬だと明代の李時珍の『本草綱目』にすでに記録されていた。研究によると、プテロスチルベンが紫檀の最も重要な活性成分であることが分かった。プテロスチルベンはレスベラトロールの構造的同族体であり、最近の研究では、Sirtuin 1（脱アセチル化酵素）の活性を12倍増加させ、老化を遅らせ、寿命を延長することができることがわかった。レスベラトロールと比較して、プテロスチルベンはより容易に吸収され、良好な生物学的薬効およびより安定した代謝を有し、より強い抗酸化および抗細胞増殖効果を有し、そしてより長い半減期を有し（半減期はレスベラトロールの７倍以上）、より良い臨床効果があり、NF-κB、iNOSおよび他の抗炎症マーカーをより効果的に低減し、選択的にCOX-2を阻害することができ、抗菌能力はレスベラトロールの5〜10倍である。プテロスチルベンは、メラニンの形成を効果的に抑制し、皮膚を明るくし、そして紫外線損傷から皮膚を効果的に保護することができる。浦瑞生物医学がナノ輸送システムを使用して開発したプテロスチルベンナノエマルジョンは、低溶解性、不安定性および変色しやすさなどプテロスチルベンの適用における難問を効果的に解決し、様々なスキンケアに簡単に用いることができる。
プテロスチルベンはレスベラトロールの3,5位の2つのフェノール性水酸基がメトキシ基に置き換えられた誘導体です。近年、その潜在的な抗癌、抗酸化、抗炎症および抗糖尿病効果により多くの注目を集めている。 ヒドロキシル基の数および位置は通常天然ポリフェノール化合物の生物活性を決定する主な要因だが、４位のヒドロキシル基だけを保持するプテロスチルベンがレスベラトロールと同等またはそれ以上の抗酸化活性を示している。無細胞系では、プテロスチルベンはレスベラトロールと同様の抗酸化力を持つ。赤血球膜の脂質過酸化からの保護において、プテロスチルベンの効果は顕著だ（IC50 ＝(44.5 ±7.8)μmol/L）が、レスベラトロールの効果は明らかに薄い。プテロスチルベンは「二代目のレスベラトロール」ともいわれている。
レスベラトロール プテロスチルベン
プテロスチルベン（Pter）は、紫外線による炎症の予防においてレスベラトロール（Resv）より優れている。
紫外線照射により引き起こされる皮膚癌に対するプテロスチルベン（Pter）とレスベラトロール（Resv）の保護効果
化粧品におけるプテロスチルベンの使用を妨げる主な問題は、その化学的不安定性、変色しやすさおよび低溶解性である。ナノドラッグデリバリー技術により開発された紫檀抽出物ナノエマルジョンは、プテロスチルベンの本来の生物学的活性を保持するうえに、上記の問題をうまく解決し、さまざまな化粧品に便利で効果的に使用され、吸収効率を高くさせ、美白、抗炎症、日焼け修復などの機能をよりよく果たすことができる。
ナノエマルジョンは従来の製剤よりもっと多くの活性を保持することができる
製品の特徴：
- pTeroNanoは高い安全性のためにFDA GRAS級の材料を使用している
- pTeroNanoは熱、pH、せん断安定性に優れ、使いやすい
- pTeroNanoはプテロスチルベンの溶解性、安定性およびバイオアベイラビリティーを大きく改善した
- pTeroNanoは製品中の他の活性物質の安定性を向上させ、吸収を促進することができる
製品の使用：低温条件下で添加。pTeroNanoは少量の正電荷を持っている（ナノキャリアと皮膚の収着と吸収を助ける）ので、製剤システムに比較的に多くの負電荷がある場合は、まず、pTeroNanoを純水で希釈してから追加するか適切に投与量を調整するか、またはメーカに電荷なしの製品をカスタマイズする必要がある。
推奨投与量：0.5-5%。ナノレチナールとナノアスタキサンチンなどの製品と合わせて使うと、よりうまく機能する。
製品の保管：25℃以下で暗所に保存してください。